現在42歳の主婦です。
今から5年前に、それまで順調だった生理周期が不安定になり、だらだら続く不正出血や体調不良に悩まされ、一度婦人科を受診することにしました。
婦人科では子宮がん、子宮頸がんの検査を勧められ、気軽な気持ちで検査。不正出血も頂いたお薬で止まるだろうと軽く考え婦人科をあとにしました。
そして数週間後、検査結果を聞くと子宮頸がんの前兆である高度異形成なる結果が出ました。先生の説明によると「現段階では癌ではないが、放置すると癌かする恐れがあります」とのこと。
私は一瞬頭が真っ白になり、思わず子供たちの顔が浮かびました。自分の人生の中で「癌」というキーワードが出てきたのは初めてのことだったので、大袈裟ですが「死」の文字がよぎりました。
先生は「自分の娘があなたと同じ状態であれば、迷わず円錐切除手術を勧める」と仰り、私も手術を受ける決意をしました。
それまで全く無知だった子宮頸がんについて、手術したことによる身体への影響、不安なことを片っ端からインターネットで調べ、当日施される手術の流れなどもくまなく調べました。
事前に気持ちの整理や、家族への子供たちのフォロー依頼をしっかりしていたこともあり、術後もその後の定期検診でも順調に回復し現在に至ります。
短い闘病期間でしたが、私にとっては健康に対する考え方が一変した出来事でした。